Re Life LABOあかりの灯る工房 ── Dysonの修理図書館

Dyson DC62/V6/V7/V8が吸わない時に最初にやること──フィルターの外し方と洗い方

Re Life LABO 修理図書館|2026年7月

スイッチを入れても、以前のようにゴミを吸ってくれない。使っている途中で、ふっと止まってしまう。排気がなんだか、ほこりっぽいにおいがする。

DysonのDC62やV6、V7、V8をお使いの方から、いちばん多くいただくのがこの症状のご相談です。買い替えを考える前に、まずひとつだけ試していただきたいことがあります。フィルターの掃除です。

まず、ご安心ください

私はMAKO。和室のちいさな工房で、Dysonを一台ずつ手しごとで直しています。実際に修理してきた経験から申し上げると、「吸わなくなった」というご相談の多くは、フィルターの目詰まりが関係しています。

そしてフィルター掃除は、Dysonのお手入れの中でいちばんかんたんで、お金がかからないものです。道具も洗剤もいりません。水道の水で洗って、乾かすだけ。かかる費用はゼロ円です。力もほとんどいりませんので、「機械は苦手で」という方にも、安心して試していただけると思います。

原因として多いもの

自分でできる診断

順番に確認してみてください。

  1. 電源を切り、充電器を外します
  2. クリアビンにゴミが溜まっていれば、まず捨てます
  3. フィルターを外して、明るいほうに軽くかざしてみます。向こう側の光がほとんど通らないようなら、目詰まりの可能性が高いです
  4. ゴミ箱の上でフィルターを軽くトントンと叩いてみます。粉のようなほこりがパラパラ落ちてくるなら、洗いどきです
  5. 「最後に洗ったのがいつか思い出せない」という場合も、洗いどきと考えてよいと思います

直し方(動画つき)

フィルターの場所は、機種によって少し違います。

外れたら、洗い方はどの機種もほぼ同じです。

  1. 電源を切り、充電器(バッテリー)を外します
  2. フィルターを外し、ゴミ箱の上で軽く叩いて、大きなほこりを落とします
  3. 水道の冷たい水か、ぬるま湯で洗います。洗剤は使いません。フィルターの中に水をため、口を手でふさいで振り洗いすると、中の粉じんも出てきます
  4. すすぎ水が透明になるまで、何度かくり返します
  5. 軽く振って水を切り、風通しのよい日陰に立てて、丸一日(24時間以上)乾かします

いちばん大事なのは、最後の「乾かす時間」です。生乾きのまま本体に戻すと、においの原因になるだけでなく、モーターを傷める可能性があります。ドライヤーや直射日光、暖房器具で急いで乾かすのも、フィルターの素材を傷めるおそれがあるので避けてください。急がず、日陰で丸一日。ここだけは守っていただきたいところです。

そして、月に一度の習慣にしていただくのがおすすめです。「月初めの掃除の日に洗う」と決めておくと、吸引力が落ちにくくなり、結果として本体も長持ちしやすくなります。

必要な部品

この掃除に部品は不要で、水だけで完了します。ただ、長年使ったフィルターは、洗っても目詰まりが取れきらないことがあります。洗って丸一日乾かしても改善しない場合は、フィルターそのものの交換も選択肢です。互換品なら千円台から手に入ることが多いです。

それでも直らないときは

フィルターを洗っても変わらない場合は、ヘッドや延長パイプの中の詰まり、バッテリーの寿命など、別の原因が隠れている可能性があります。特に「途中で止まる」症状は、バッテリーの劣化でも起こります。

そこから先は、無理をなさらないでください。捨てる前に、いちど診せてください。和室のちいさな工房で、一台ずつ拝見しています。

フィルターの水洗いは、Dysonと長くつきあうための、いちばんやさしい第一歩です。今日の一回が、来月の吸引力をつくってくれます。

⚠️ 分解・修理は自己責任でお願いします。作業の前に必ず電源を切り、バッテリー(充電器)を外してください。(当サイトはDyson公式とは関係のない、独立した修理工房です)

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